三年ぶり3回目、事務所のDIYに挑戦している横山です。

2月某日、立教大学の中西紹一先生からのお誘いで行くことになった『つなぐ人フォーラム』の二日目のお話。

つなぐ人フォーラムはすごかった話。前編。
つなぐ人フォーラムってなんだろうって話。後編

初日からいきなり、濃い人達の濃いお話を絶え間なく聞きまくるという前代未聞のワークを心地よく終えた2日目は、美味しい朝食から始まります。

朝もビュッフェ型式で、おかずからデザートまでいっぱい。
ついつい一杯食べてしまいます。

45分プログラム

2日目は、いよいよ45分プログラムが行われます。

前日の夜に受講する6つのプログラムを選択するのですが、本当にどのプログラムも気になるものばかりで迷います。

なので、今回はつなぐ人フォーラムに来て出会って少しでもお話した人の講座を中心に、この先、たぶん受けることがないだろうと思うものを選ぶことにしました。

【1】あなたの活動のコミュニティの価値を考える2700秒

つなぐ人フォーラムのツナギスト3人、小笠原祐司さん、 川路武さん、猪股有佐さん3人によるコミュニティとは?を考えるお話。

我楽田工房にも遊びにきてくれたNPO法人bond place代表の小笠原さん。

考えてる事がまとまらず、整理させる手法としてのLEGOを使うお話はとても秀逸。聞いてるだけでなく、一度やってみようと思う内容です。
我楽田工房にもLEGOがおいてありますが、すぐにやってみたくなります。

NPO法人日本橋フレンド代表の川路さんは、「働く場所を第二の地元に」というキーワードで、日本橋で大規模な朝食会などをやっています。

僕は東京の大田区に住んでいますが、仕事場は文京区です。そして今、その周辺の飲食店、企業、アート施設など30箇所以上を巻き込んだお祭りをやろうとしているので、この「第二の地元」という言葉にはとても共感できました。

第二の地元、僕の足下でも呼びかけたいと思います。

最後に自分のコミュニティを絵を書いてみようということになり、自分なりに書いてみました。

僕を中心に、会社であるボノ、コミュニティである我楽田工房、そして家族というものに分かれ、そしていろんなものとつながっていく。そんなイメージを描くことができました。

【2】こどもだった大人の子供体験「ダイアログ ライク ア チャイルド 」

元保育士だった⿊井良子さんの、こどもと寄り添いこどもの視線で見つめ直すワーク。

みんなで輪になって床に座り、チャイルドビジョンという黒い紙で作ったメガネを使い子供の視線を体験したり、幼稚園ぐらいの時期を思い出すという、後にも先にもない体験をさせていただきました。

そもそも子供の目線というより、他人の目線、そのなかでも感情面を真剣に考える機会はなかったように思います。

そして、感情のデザインは僕の場づくりの要素としても大きな課題でもあります。

まずは、只今反抗期に突入している自分の子供たちの感情に寄り添うところから始めてみようかな。

【3】まちとミュージアムと遊びをつなぐを考える

マヤ文明遺跡の魅力に取り憑かれた五⽊田まきはさんによるワーク。

中米ホンジュラスにある「コパン遺跡」をテーマとした博物館で企画展示を担当したときのお話を聞きながら、マヤ文明の遺跡の床に刻まれたすごろく状の盤を使ったゲームを体験。

実際は豆を使ってコマを進めるのですが、今回はまきはさんお手製のサイコロを使って、当時のルールを再現しながら楽しく遊びました。

今回はマヤ文明のすごろくでしたが、世界中、文明どうしの交流がなくともどこでも「すごろく」のようなものが存在していたようで、人間の遊び文化は実は奥が深い。

五木田まきはさんのワークは、遊びの中から人類の歴史に興味をもつきっかけだけでなく、コミュニケーションというものを考えさせられるものでした。

(五木田まきはさんとは、翌日のワークでもご一緒することになります。)

【4】「教える」から「引き出す」へ〜対話型鑑賞の可能性

愛媛県美術館の鈴⽊有紀さんの質問を中心に進む対話型鑑賞ワーク。

実はみかんが貰えるという軽いノリから参加を決定しましたが、これまた自分の苦手な分野である人の能力を「引き出す」というお話で、大変参考になりました。

浮世絵一枚を使い、気になる点を聞き出し、さらに「どこからそう思う?」という質問を投げかけ、その人の思考サイクルを引き出すということを実演して魅せてくれるのですが、怖いぐらいどんどん引き込まれていきます。

僕のワークや講演は一方通行のことが多く、本質的な会話ができていないことが多いように思います。仕事のシーンでも同じです。

たとえば、いろんな企画を考え指示することが多いのですが、受け渡したと思った相手が自発的に考え行動するというフローに落とせてないことが数多くあります。

どうしたら対話型に持っていけるのか。相手の能力を引き出してあげられるのか。
実践していきたいと思います。

【5】アンガーマネジメントのファーストステップ


日本コーチ協会の宮坂洋子さんの、怒りの感情をマネジメントするワーク。

人間、誰もが思わず怒ってしまったり、逆に怒らず怒りをためて後悔すること、ありますよね。僕は常に感情に振り回されることなく、感情をコントロールしたいと思っていました。

ポイントを改めて整理。

そもそも怒りとはなにか。
・怒りは2つめの感情であり、正体は「べき」であるということ。

これは一日目で受けたプレゼン、グラレコの鈴木さちさんや、ほめ介護の小野寺さんの話を思い出します。

コントロールするには、
・怒りにレベルをつけること。
・レベルごとに状態をつけること(激おこなのか、おこなのか)
・6秒間我慢するということ。

最後に怒るときの3つのルール
・他人を傷つけない
・自分を傷つけない
・物を壊さない

上手に怒れる人間に、ワタシはなりたいと思った、ワークでした。

【6】百年後も愛される面白い価値を作る〜人が集まるデザインを考える〜


45分プログラムの最後の時間は、自分が主催するワーク。緊張しました。

今回、中西先生から依頼を受けた時、何をやろうか、正直悩みました。

最近、我楽田工房の活動を普通に紹介する登壇は多くなってきましたが、ワークショップ形式のものはやったことがありません。

なので、ただ活動を紹介するだけではなく、自分のやってきた場づくりの本質をさらけ出し、場づくりをやってる人にとって「なるほど!」お持ち帰りできる内容にしてみようと挑戦しました。

その結果

①ヒト・モノが集まる仕組みを、コインゲームを使って統計力学から体感する
②それをもとに考えた、人が集まるデザインをわかりやすく考えるコツ
③人が集まったあとの新しいルールが必要な理由
④新しいルールを作るための最初のテーブル作り

という、とてつもなく膨大な情報量を45分で話すという、とんでもなく無謀なワークとなりました。

やってみて改めて思いましたが、それぞれ30分以上必要な話でしたね。。。
終わったあと猛烈に反省。進行もぐたぐたで、色んな方々の素晴らしいワークを体験したあとだっただけに、落ち込みました。

それでもこんな拙いワークでも心から楽しんでいただいた心の広い参加者の皆様、本当にありがとうございました。

また、中西先生からは進行のことはさておき、考察の内容についてお褒めの言葉を頂いたことだけが救いでした。これまで走りながら考え実験してきたものに対して、整理する時間と、拙いけれども伝える機会を頂いた中西先生に、深く感謝いたします。
ありがとうございました。

二日目の終わり


45分プログラムを6つ受けたあとは、本当にくたくたになります。
それでも次々と新しい人と出会うので、疲れも心地よいものになり、いつのまにか吹っ飛びます。

昨夜と同じく美味しい食事を食べたあと、つなぐBARが始まります。

みんなも疲れているだろうに話ははずみ、その横で、積み木アーティストである園田ひでふみさんが、広い会場中を舞台に積み木ドミノを並べはじめます。
次々とお手伝いする人が増え、あっという間に巨大なドミノが完成。

会場中に響き渡る掛け声とともに倒されるドミノは圧巻でした。

この日も11時過ぎまで人とつながり話し続け、部屋に帰ろうとしたら、ロビーではまだまだ熱く語っている人たちが多いこと。みんな、いつ寝るんだろう。。。

翌日は最後の日、「2.5時間ワーク」が待っています。

長くなりましたので、この続きは、後編へ。

つなぐ人フォーラムはすごかった話。前編。
つなぐ人フォーラムは熱かった話。中編
つなぐ人フォーラムってなんだろうって話。後編