〈銀の匙〉の国語授業

11冊目。貯蓄よりも妄想&冒険へ

橋本武先生の
『〈銀の匙〉の国語授業 』
関西の名門「灘校」で、旧制中学校3年間を『銀の匙』1冊を読みこむだけという授業を続けてきた橋本武先生が、どういう教え方をしていたのかを解説している本です。

国語はすべての教材の基本であり、学ぶ力の背骨である。
それは多くの情報を得るのが目的ではなく、一つを深く読み込み、そこで出てきた一つ一つの疑問の意味を考え、可能なら実践して試していくことの重要さを教えてくれる一冊でした。

僕は暗記モノは苦手で、とくに初めて会った人の名前や顔を覚えるようなことに苦労しています。
ただ最近気づいたことは、相手が自分のストーリーの中、未来につながる自分の行動の先につながると、鮮明な記憶として置かれることに気づきました。

僕の脳みその、先天的な機能なのか、後天的にそういう機能を作り上げたのかわかりませんが、この特性をもっと早くから理解していれば、学生の頃の勉強方法は全く違うものになっていたように思います。

例えば、「参考書」を買うときは、一から解説してくれるものはほぼ使えません。
むしろ逆引き型、辞典のように自分が持つ疑問に対して答えを導き出してくれるものがありがたく、さらにウィキペディアのように、その項目から関連する項目や別の使い方の提案があるものだと、その繋がりを永遠と渡り歩くのが楽しくなります。

スマートフォン時代になった今、まさに貯蓄型の記憶力よりも、目的をつくる妄想力と、それを達成するための材料を得るための冒険力のほうに軸が動いているような気がします。

なので、もっと多くの人が動き出して欲しい。

まずは妄想から。
そして、冒険へ。
いまがある限り。楽しもう。

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