12月になったからでしょうか。なんだかそわそわしている横山です。

うちの会社、なんと来年10周年を迎えます。

初め1人だけの会社が、IT企業のはずが、仲間が増えて『我楽田工房』という人と地域をつなぐコミュニティスペースを作り、東京にとどまらずに全国の様々な地域とつながり、コミュニケーションとは何か、場づくりとはなにか、まちづくりとはなにか、そんな課題に取り組んできました。

ここ最近、「おまえたちは何で食っているんだ」と心配されることが多くなり、自分たちの技術ベースである「IT」からかけ離れた仕事が増えてきていることに一抹の不安を覚えることもありましたが、ここまで活動を続けてこられたのは、繋がってきた地域や企業の皆様のおかげです。
関わったすべての人に大変感謝しております。

そんな僕たち我楽田工房ですが、なんと東京からイチオシされました。
今年の春ぐらいから構想してきた地域の創り手をつなぐ場づくり”ぬいぐるみ”『くみぐま』が、12月1日に『TOKYOイチオシ応援事業』に採択されました。

【東京都報道発表】地域の魅力を活かした新ビジネス創出を支援する事業を開始
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/06/07/07.html

東京には、地域色あふれた魅力的な鉱工業製品や農林水産物に加え、地域に根付いた産物やそれらを生み出すために地域で継承されてきた技術など様々な資源が眠っています。
東京都及び公益財団法人東京都中小企業振興公社(以下、「公社」といいます。)は、こうした地域の持つ強み、特色である「地域資源」を活用した新製品・新サービスの開発を行う中小企業等に対して、経費の助成と専門家によるハンズオン支援※を行う「TOKYOイチオシ応援事業」を実施します。これにより、東京ならではの魅力にあふれた地域資源を発掘し、地域経済の活性化を図ります。

我楽田工房は、東京も盛り上げていきます!

3年前に立ち上げた我楽田工房は、日本全国の地域と繋がり様々なプロジェクトを実施してきましたが、どのプロジェクトも、「コミュニケーション」、「サイエンス」、そして「東京」という3つの要素を企画の軸としてきました。

「コミュニケーション」とは、人と人の間にあるデザインであること。

「サイエンス」とは、コミュニティを感情ではなく科学的に考えたデザインであること。

「東京」とは、我楽田工房がある拠点であり、僕らのホームグラウンドであり、日本の首都であり、全国全世界から多くの人が集う場所であり、地方と仕事をするときも、その地域や人に完全に寄った企画ではなく、僕らが「東京」にいるからこそできること、「東京」にいる僕らしかできない強みを活かしたデザインであること。

しかし、東京においてのぼくらの活動は、東京の企業と仕事していること以外は、我楽田工房のある文京・新宿の区界で実施している街のアートイベントの企画運営ぐらいで、もっともっと、僕らの足下である「東京」の部分を強化し、磨いていく必要性を感じていました。

そんな折、タイミングよく東京都が進める「TOKYOイチオシ応援事業」の公募をみつけ、それをきっかけにこの春から構想をはじめ、そして新プロジェクトが生まれました。

それが、地域の創り手をつなぐ場づくりぬいぐるみ『くみぐま』です。

くみぐまとは?

「くみぐま」は、12個のパーツを江戸組み紐を使って組み立てるぬいぐるみです。

しかし、僕らはキャラクターを作りたいのではありません。
様々な創り手やそのコンセプトがカタチになり、そして繋がるモノを考えていたら、子供から大人まで愛される”ぬいぐるみ”にたどり着きました。

日本には多くの創り手の技が集結し、日常的に使われる工芸品があります。
例えば戦国時代、武将が身につけていた鎧兜は、木工、漆塗り、鉄鋼、生地、皮革、組紐など、様々な職人の技が使われ、一つの作品となり、戦場という公の場で披露されていました。

くみぐまは、現代の創り手が楽しく参加し、つながる「ぬいぐるみ」です。
創り手とは、パーツを創る人であり、「くみぐま」を組み立てる人でもあります。

くみぐまは、誰でもパーツ単位から作って発表することができ、現状は東京で活躍する方を中心に、工芸品を作る職人だけでなく、起業家、写真家、場作りをテーマに活動されている方々にお声を掛けさせていただいています。

実際のくみぐまは、12個のパーツを組み紐で繋げられればどんなカタチでもよく、創り手のコンセプトによってその姿がガラリと変わります。つまり、熊でなくても、生物でなくても、「ぬいぐるみ」でなくとも、12個のパーツが紐で繋がれば大丈夫という、単純なルールがそこにあるだけです。

今後、どんな創り手が参加し、そこからどんな「くみぐま」が生まれるのか、今から楽しみです。

※今回、イメージとしてアップした画像の「くみぐま」の腕は、国内外でも活躍する図案師であり、切り絵アーティストの古城里紗さんの作品を使わせていただきました。

くみぐまの創り手、募集中!

「くみぐま」は、今夏ぐらいから構想していて、僕が思う現代の「すごい創り手」だと思う方々に、順次、一緒に作りませんかとお声がけをしています。

こんなわけの分からないのようなものに、面白いと言ってくれる人がいて、しかも一緒に走り出してくれるんだから、本当にすごい人だと思います。

今後、「くみぐま」に参加するその面白い人たちとその作品を、このブログや様々な場所で全力で紹介していこうと思っています。

また、この「くみぐま」を創りたいと思った方、横山までご連絡ください。
今回の説明だけじゃよくわからないと思いますが、まだ見たことのない、新しい時代の場づくりを目指していますので、クリエイターだけでなく、なにかにピキーンときた企業や地域の方とのコラボレーションも大歓迎です。
「くみぐま」のいる世界を、一緒に楽しみましょう。

最後になりますが、我楽田工房と、これから始める新たなプロジェクトを、どうぞよろしくお願いいたします。