アイデアは思い付きではない。プロのアイデアマンになる方法とは?
こんにちは、山本です。
今年もそろそろ終わりに近づいてきましたね!
最近は1年間があっという間に過ぎていく気がします。
どこかで年を経るごとに体感時間は早くなっていくという話を聞いたんですが、
それを身をもって感じてます。
少し気が早いですが来年は今年よりも良い1年に出来たらなあと思います。
さて、ボノはアイデアをカタチにする会社です。
ということはつまりアイデアを出すことに関してはプロフェッショナルでないといけません。
僕は大学時代ずっとオリジナルで曲を作っていたので
そういったことに関してはある程度自信があったのですが、
インターンを通じてその自信は見事打ち砕かれました。
なんにもアイデアが出てこないんです。にっちもさっちもいきません。
ビジネスに関する基本的な知識が全然わかっていないのが致命的でした・・・。
スラムダンクで赤木キャプテンが言っていた
「基本がどれほど大事かわからんのか!
ダンクが出来ようがなんだろうが基本を知らん奴は
試合になったらなんもできやしねーんだ!」
というセリフを思い出しました。
反省です・・・。
基礎はしっかり固めたいと思います。
そういった経緯もあって最近は企画に関する本を色々と読むようにしています。
というのもオリジナルをやっていたから企画も出来るだろう、
と考えるのはかなり安易だということに気付いたからです。
(「当たり前だばかやろう!」とビートたけしに怒られそうです)
その中でビビッとくる本がありました。
それは博報堂の執行役員である小沢正光さんが書いた「プロフェッショナル・アイディア」です。
その中でいくつか肝に銘じておきたい部分がったので、まとめてみます。
■ プロのアイデアは思い付きではない
博報堂に入社して30年間、広告クリエイターとして仕事をしてきた小沢さんは、
その経歴からアイデアが次々と降ってくる天性のアイデアマンと
思われることもしばしばあったそうです。
しかし小沢さんはそれを否定しています。
むしろアイデアに恵まれないタイプだったそうです。
それでもプロとして30年間やってこれたのは、
アイデアは思い付きではない
という最大の前提があるからだということです。
■ アイデアを生み出すときは3つの工程をローテーションする
アイデアを生み出すときは、3つの工程をローテーションすることが大切だそうです。
それは、「書き出す」⇒「整理する」⇒「チョイスする」という行程です。
「書き出す」というのはアイデアを紙などに思い付くだけ書き出す作業のことです。
「整理する」というのは、余計なものだったりあまりにも突拍子のないものを除外する作業のことです。
「チョイスする」というのは最後に書き出したアイデアの中から良いモノを選ぶという行程です。
最初の時点はアイデアの質が良くなかったとしても、
これを繰り返すことによって納得の出来るアイデアを生み出すことができる、
とのことです。
■ アイデアは既存のモノから生まれる
アイデアはゼロから生み出すものではなく、
既存のモノから生まれるということです。
まず今までに生み出されたモノを思い浮かべ、
そのあとにそれを組み合わせる。
それによって新しいアイデアが生まれるそうです。
■ 枠を作る
アイデアを生み出すときに、枠を作ることは非常に大切とのことです。
発想のヒントにする資料や時間、空間などをあらかじめ限定することで、
世の中にあふれている情報のうちの一部だけを切り取ってヒントにすることができるため、
限定しないときよりもはるかに効率よく糸口を見つけることができるそうです。
■ 最後に・・・
本当にこの本は素晴らしかったです。
というのも上にまとめたものは、
楽曲制作においてやってる行程と全く一緒だったからです。
「何かを生み出す」という行為は、ある程度の普遍性があるのかもしれない、
と思いました。
ビジネスの舞台でも素晴らしいモノを作れるよう、がんばります!