横山です。

今日、facebookで丸ノ内線から見える
神田川沿いの古い町並みの話題が盛り上がったのですが、
その時、なぜか子供の頃に見た近所の「古い洋館」のことを思い出しました。

今回はその話を書こうと思います。

薄暗いドア

洋館といえば、、、?

皆さんは江戸川乱歩の少年探偵団シリーズを読んだことはありますか?

小学生の頃に読破しましたが、
この作品の中でたびたび怪人のアジトとして
壁の崩れた古い洋館が登場します。

戦後直後の匂いが漂う時代設定だったので
その情景は頭のなかで想像するしかありませんでしたが、
このノスタルジックな世界観がたまりませんでした。

実は子供の頃に住んでいた家の近所には、
手入れがまったくされていない古い洋館がありました。

門は朽ち果て、敷地内は樹木や雑草が生い茂り、
昼間でも薄暗い場所。

見るからに怪人二十面相のアジトだったので、
ある日、友だちと探検することになりました。

立入禁止

少年たちは進む!

門が壊れていたのと、裏口から通り抜けられることもあり、
以前からその敷地を通り抜けることはありました。

ただ、奥にある建物は人が住んでいる感じもあったので、
これまで近づくことはありませんでした。

でもその日は違いました。
3人の勇敢な小学生たちは、黒く薄汚れた建物に向かいます。

建物の玄関は人の気配があったので避け、
裏側から回りこむことにしました。

そのルートは特に樹木や雑草で生い茂っていましたが、
それらをかき分けて進むと
壊れた家具などが散乱する場所にぶち当たりました。

地面はガラスの破片が飛び散り、
夏なのに冷たく、あきらかに異様な空気が漂っています。

(覚えてないけど、たぶん、カラスも鳴いていたはず。)

恐る恐る黒く汚れた建物を見上げると、
ガラスが割れきった大きな窓があり、
そこには大きなパネル写真が外側に向いた状態で、
雨戸代わりにはめこまれていたのでした。

その白黒の写真を見てしまった僕たちは、
わーっと声をあげて一目散に逃げ出しました。

洋館の窓

そこで見たものは?

それは小学生にとって衝撃的な写真でした。

なんと東京大空襲の直後に撮影されたものあろうと思われる白黒写真で、
空襲で崩れた建物や人々が映されたものが数点ほど飾ってあったのです。

もはや不気味を通り越して、恐怖でしかありませんでした。

いったい、何のためにそこにはめこまれていたのでしょうか。

きっと、たまに探検に来る無謀な小学生の肝を冷やすため、
怪人二十面相が仕掛けた罠だったのかもしれません。

洋館2

洋館のその後…?

1980年台頃の、近代化された東京での話です。

この話を思い出したらとても懐かしくて、
ついさきほどGoogleEarthで探してみました。

相変わらず樹木が生い茂っていたので
すぐに見つかりました。

空からの写真しかないのですが、

なんとその洋館、今もそこに残っていました・・・

変わらない不気味な姿のままに。
 
 
きゃー
 
 
洋館

東京には古い洋館がたくさん!!

怖い話をするつもりなかったので、話題を変えます!

僕が見た建物とは違い、
都内には重要文化財や国宝として美しく残されている古い洋館が多いです。

下記のサイトでは、明治大正昭和初期の洋風建築をまとめています。

◆東京の古い洋館
http://www.asahi-net.or.jp/~cn3h-kkc/tokyo/yorkan.htm

さすがに僕がさきほど紹介した洋館は掲載されていませんでしたが、
子供の頃に遠足で行ったところがたくさんありました。

これはこれで懐かしいですね。

秋の休日は、歴史ある洋館めぐりをしてみてはいかがでしょうか。

ではでは!