「自分たちがやりたいことを、自分たちのやり方で形にしていく」- Shirakawa Week 実行委員長・青砥和希さんインタビュー<後編>
こんにちは!インターンの澤です。
ついさっき荷造りを終え、今日は福島県に向かっています☆
今回はSW実行委員長のインタビュー<後編>です!
今日は前回に引き続き、Shirakawa Week実行委員長・青砥和希さんのインタビューをお届けします。
実行委員の仕事を通して、良い出会いと経験に恵まれた
—— 実行委員の仕事で、やりがいを感じることってどんなことですか?
青砥 地元の色々な方と知り合いになれることです!
地域の人をはじめ、市役所の方や中小企業の経営者とか…学生という立場ではなかなか関われない人ばかりです。
ここ2ヶ月くらい、空いた時間に地元に帰って仕事を進めるという日々が続いていたんですけど、その間に本当に人脈が広がりました。
—— なるほど。学生という立場っていうのが良いですね!
学生って言えば、色々な方が何かと快く協力してくれたり、助けてくれたりしますもんね(笑)
青砥 まさにそうなんです。仲良くなって、一緒にご飯を食べたこともありました。話を終えて帰ろうとするとラーメン出前一丁!みたいな(笑)
実行委員の仕事を通して、本当に良い出会いと経験に恵まれました。
持つべきものは良き理解者
—— では逆に、苦労したことはありましたか?
青砥 普段は東京にいるので、現地との意思疎通はなかなか大変でした。
でも、白河の市民活動を支援しているNPO職員の方が、現地との仲介役を担ってくれたんです。
良い理解者を得られたのは本当に大きかったですね。
地域に若者の居場所、プラットフォームをつくりたい
(高校生参加型のシンポジウムのポスター。右が青砥さん、左は副実行委員長の鈴木俊之さん)
—— 今年のSWで一番達成したいことは何ですか?今後の抱負もあわせて教えてください!
青砥 地域に若者の居場所、プラットフォームをつくることです。そして、それを次世代につないでいくことですね!
去年のシンポジウムで、教育・進路というテーマで白河の未来を考えたんです。
その時に分かったのは、大学がなく、大卒者の雇用も少ない白河からは、構造的に若者が他出してしまうという事実。
—— 地域の未来を考える上で、若者の流出は大きな課題となりますね。
青砥 はい。そこで、雇用をつくることは難しいかもしれないけれど、夏休みだけでも地元に帰って何かしようというのが、SWの趣旨としてあるんです。
行政や同窓会などでは、県外に出て行った人に向けた取り組みってなかなかできないと思うんですよね。
—— だったら、自分たちがやってしまおうと。
青砥 そうです。今回、高校生にシンポジウムに参加してもらったり、カルタづくりワークショップで色々な人に参加してもらったりするのにはそういった意味があります。
次世代につなぐため、SWのイベントは参加者・主催者、あるいは参加者どうしが双方公的にやりとりできる企画づくりを意識しました。
—— 確かに、参加者みんなで作るカルタだったり、高校生がシンポジウムに参加したりと、情報が一方通行になってないですよね。
青砥 今回参加してくれた高校生が、また来年何かやりたい、少しでも良いから地元に戻って、何かしらの形で関わろうと思ってくれたらうれしいですね。
震災を機に、地域のために何かやろうという意識が高まったことがSWの始まりでした。
その意識が薄れないうちにプラットフォームの形をつくって、良い流れが続いてくれることを願っています。
白河は実は・・・ラーメンがうまい!
—— 白河のここが好き!っていうのはありますか?
青砥 うーん、いざ言葉にするとなると難しいですねぇ。都会ではないし、かといって大自然に囲まれた「田舎」というわけでもないので…。
…あっ、ラーメンがすごくおいしいんです!
—— へぇ!どんなラーメンなんですか?
青砥 あっさりした醤油味で、太めの縮れ麺です。駅前に定食屋さんとかはないのに、ラーメン屋さんはたくさんあるという(笑)
お気に入りのお店を見つけるのが楽しいんですよ。
—— おぉ!私もSWに行くときに食べたいです!!
青砥 そうしましょう!よく話題になるラーメンみたいに、他とは違う強烈な特徴を出そうとはしないんですけど、とにかくストイックなんですよ。
どのお店も手打ち麺だし、ワンタン麺のワンタンも手作り。
—— ストイックなラーメン…楽しみです!!笑
この取り組みを絶やさないために…
—— いやぁ、でも、青砥さんがこういうことをされていると聞いて、「しばらくお会いしないうちにどんだけ大物になったんだ?!」と思ってしまいましたよ。
(※青砥さんと澤は昨年度同じゼミに所属していました)
青砥 いやいや、今までいかにも立派な抱負をもっているかのように話しちゃったんですけど(笑)、
実はド偉いことをやってやるぞ!とは全然思っていないんです。
—— えっ、そうなんですか。地域への貢献をすごく真剣に考えているように見えるんですけど…
青砥 もちろんそれはあるのですが、肩肘はって難しいことを考えて、高い意識を持ったとしても、結局長続きしないと思うんですよね。
自分たちがやりたいことを、自分たちのやり方で形にしていく。
その方が無理なく継続できて、結果的には地域のためになるのではないか、と思っています。
—— なるほど。私もフィールドワークでは、地域の記憶をアーカイブするお手伝いができるように頑張ります。
ラーメン屋さんの案内にも期待していますよ(笑)
青砥 任せてください!
—— ではでは、フィールドワーク当日は楽しみにしています!今日はありがとうございました!!
青砥 白河でお待ちしてます!
終わりに
実行委員たちの熱い思いは伝わったでしょうか?
私も本日よりフィールドワークと地域の方へのインタビューに参加させていただき、地域社会学の視点で、Shirakawa Weekを応援していきます!
イベント終了後にはその様子もお届けしていくので、そちらもぜひご覧ください!
ではでは!